火災保険で家が直せる?保険で家の修理をする方法
こんにちは!
よくこんな質問をいただきます
「保険で家を修理したいのですができますか?」
答えは『できます』です。
これは経年劣化であっても実質的には直せます。
ですが必ずしも可能というわけではありません。
そもそも火災保険は経年劣化による損傷は補償対象外です。
ですが先ほど言った実質的に保険で修理する方法はあります。
ということで、今回は保険で家の修理をする方法についてお話します!
まず修理するための保険申請から保険金給付までの流れはこうなります
修理したい箇所が補償対象であればそのまま次のSTEP2保険申請資料作成へ。
修理したい箇所が保険申請対象でなかった場合は他に補償対象になる損傷がないか調査しましょう。
隠れた損害がある可能性は高いので建物全体をよく見てみましょう!
ここで補償対象になるような損傷がなければ残念ながら保険で修理するは不可となります。
保険申請資料で必要なものは被害報告書と見積書です。
被害報告書は、損害箇所の写真をその損害に対する原因や見解などを記載します。
見積書は、申請箇所を修理しようとする際にかかる費用を見積します。
見積もりは個人で行うことができないので、工務店などにお願するか、申請サポート業者にお願いするしかありません。
施工業者の場合、工事契約がなければ保険申請用の見積りを作ってくれない業者も多いので注意しましょう。
弊社では工事契約なしでサポートさせていただいておりますのでお気軽のご相談ください♪
保険会社へ電話し事故の報告をします。
事故の発生日や、発見時の状況などを説明して手続きを進めます。
その際に保険会社から申請用資料の送付の案内があるので、それにしたがいSTEP2で作成した申請用資料を保険会社へ提出
保険会社または鑑定会社の調査、査定がある場合があります。
損害の鑑定は立ち合いを求められるので、その際に事故の状況や考えられる原因などを鑑定会社に説明します。
個人で申請する場合はご自身で立ち合いの説明をしなければいけないので、間違えや誤解を招かないように気をつけて状況の説明などを行いましょう。
この鑑定は保険会社やその業務を委託された鑑定会社によって内容や結果は大きく変わってきます。
無事認定されれば保険会社への請求用の書類が郵送で届きます。
後は書類に記載して保険会社へ郵送すれば1週間ほどで保険金が入金されます。
給付されたお金は必ずしも申請した箇所を直さなければいけないことはありません。
ですので修理したい箇所と申請した箇所が違う場合でも、給付されたお金を使って別の箇所を修理するのも自由です。
以上が申請から給付までの流れとなっております。
申請から給付までの注意点や押さえておくべきポイントなどについて、さらに詳しくお話ししていきますので是非参考にしてみてください(^ ^)
修理したい箇所が保険対象か見極めよう
まずは修理したい箇所が補償対象の損傷か見極める必要があります。
火災保険は火災以外にもいろいろな事故による損害が補償されます。
例えばこんなものがあります
※補償内容は契約によって違います。
風災 | 建物外部からの衝突、落下、飛来 |
---|---|
暴風で瓦が飛んでいった・瓦が割れた | 車両が突っ込んでドアに歪み・壁に穴が空いた |
台風による飛来物で壁に穴が空いた・窓が割れた | 野球ボールが飛んできて窓がガラスが割れた・壁に穴が空いた |
強風によって雨樋が歪んだ・飛んでいった | 悪戯で窓が割られた |
火災保険は自然災害だけでなく、不測かつ突発的な事故など、幅広く補償されます!
修理したい箇所が何が原因かを事例を見てその可能性があるか考えてみるといいかもそれませんね(^^)
保険で修理したい箇所が補償対象だった場合
修理したい箇所が風災など火災保険の補償対象になる損傷の場合は、そのまま保険申請しましょう。
そのついでに、他にも申請対象の箇所がないか建物全体をしっかりと探して、見つけた場合はまとめて申請するといいでしょう!
保険で修理したい箇所が補償対象でなかった場合
修理したい箇所が経年劣化などの保険対象ではないが保険金を使って修理したい場合には、他の補償対象の損害を見つけて、その保険金を充てて修理するという方法があります。
「それって、他の被害の保険金を使うと、その申請した被害を放っておくことになるけど大丈夫?」と思う方もいらっしゃいませんか?
これは、保険対象になる軽微な被害を見つけることが必要で、放っておいてもすぐに建物の性能に支障が起きないものです。
そんな修理の緊急性が低い損傷でも補償対象であれば保険金が給付されます。
注意しなければいけないのが、申請した箇所の保険金を他のことに使う場合は、その保険申請した箇所の損害が緊急性の低い場合だけにしておいた方がいいということです。
ご自身では損傷に対して、緊急性が高いか?放っておいても大丈夫か?などの加減がわからないことが多いと思います。
そういう方は専門業者に相談するといいかもしれません(^^)
保険金申請用の資料を作成する方法
保険申請用の資料は損害報告書と見積書の2点が必要です。
損害報告書は、損害箇所を写真撮影しそのその損害がどういうふうになっているかや、考えられる原因などを記載します。
見積書はご自身で作成することができないので、工務店や申請サポート業者に依頼する必要があります。
報告書を作成する際の大事なポイント
報告書の質で給付率や給付額に影響すると言っても過言ではありません。
報告書の内容が資料を見ただけで納得できるものであれば、保険会社の現地鑑定などなく資料のみで認定までズムーズにいくことがあります。
※資料がわかりやすいものでも現地鑑定を行う保険会社もあり、担当によっても変わります。
報告書に記載する事故の原因や見解などが理論的で写真も見やすい資料であれば給付率は高くなります!
反対に、報告書が分かりにくい、または誤解を招くような資料になってしまうとそれだけで不認定になることもあるので十分注意しましょう!
損害の見積書の作成は業者へ依頼
見積書は修理するならいくら費用がかかるか見積もる必要があるため、個人で申請する場合は見積を工務店や申請サポート業者に作ってもらうしかありません。
見積金額は保険金給付額に大きく影響するので、業者選びは慎重に行いましょう。
業者を選びのオススメは火災保険申請サポートを行なってる業者です。
例えば工務店の場合だと、実際の修理をするだけのギリギリの金額の見積になりがちで、実際に修理を行う金額という意味ではいいのですが、損害に対する最大の見積を取るのであれば工務店はあまり向きません。
火災保険申請サポートなら、損害に対して最大限の見積もりをこなってくれるので、補償対象以外の箇所を修理したい場合、もしくは保険金を他に使いたい場合には最適です。
見積依頼をする業者を選ぶ際のポイント3つ
見積もりを依頼する業者を選ぶ際のポイント3つ
・火災保険申請に慣れている業者を選ぼう
・保険申請の見積に工事契約が必須な業者は避けよう
・悪徳業者に気をつけよう
それぞれのポイントについて詳しく見てみましょう。
火災保険申請に慣れている業者を選ぼう
火災保険の申請に慣れてる業者は、認められる可能性のある費用を全て細かく見積に組み込んでくれるので、多く保険金が給付されるような見積もりをしてくれます。
反対に慣れていない業者を選んでしまうと、本来もらえるはずだった費用がもらえずに、給付金額が低くなってしまう可能性があります。
保険申請用の見積に工事契約が必須な業者は避けよう
保険申請をする損傷と修理したい損傷が違う場合、または、保険金の使い道を申請箇所の修理意外に使いたい場合に、工事契約が必須では自由に保険金が使えなくなります。
悪徳業者に気をつけよう
業者選びの際に特に気をつけなければいけないのが悪徳業者です。
こんな業者には気をつけよう!
・「見積もりをするため」と言って、やたらと屋根に上ろうとする業者
・「見積もりを無料でするから」と言って、強引に工事契約に結びつけようとする業者
・頼んでもないのに他の損害を強引に調査しようと業者
火災保険の保険金の給付申請をする方法
申請用資料が完成したら保険会社への保険金申請です。
保険会社へ連絡をし事故の報告を行います。
事故の報告をすると、写真や見積りなどの申請用の資料をお持ちか聞かれます。
資料が揃っていればそのまま「はい」と答え、保険会社の資料送付方法の案内に従って手続きを進めていきましょう。
保険会社へ事故の報告
事故の報告をする際に注意点が2つあります。
・事故の報告は正確に行いましょう
・申請箇所と修理箇所が違う場合、事故報告は申請箇所のみにしましょう
それぞれ注意点について詳しく見てみましょう
事故の報告は正確に虚偽がないように
保険会社へ間違った事故の報告をしてしまうと不認定になる可能性があります。
事故の報告は正確に行いましょう。
また、保険金欲しさに虚偽の報告をするのは犯罪です!絶対にやめましょう!
申請箇所と修理した箇所が違う場合、報告は申請箇所のみ
申請箇所と修理したい箇所が違う場合、申請箇所以外の話は控えた方がいいでしょう。
その理由は、説明がうまく伝わらずに、補償対象外の修理したい箇所と保険申請する箇所を勘違いされてしまい、本来補償対象の箇所が不認定になってしまうといった可能性があるためです。
もし聞かれた場合は隠す必要はないので話してしまっても問題ないのですが、その際は正確に説明するようにしましょう。
申請資料の送付
事故の連絡後に申請用資料を送付するように案内されるので、それにしたがって資料を送付します。
送付方法は保険会社によって異なり、郵送限定のところもあれば、Eメールなどでもいいところもあります。
それぞれの定められた方法で送付しましょう。
保険会社または鑑定会社の立ち合い調査、査定
保険会社が申請資料を確認後、保険会社または鑑定業務を委託された鑑定会社が現地の被害状況の確認に来ます。
その際に立ち合いが求められることがあるので、立ち合って被害の状況などの説明を行います。
被害の状況を説明する際のポイント
保険金の支払いを減らしたいと考える保険会社または担当は少なくありません。
言い方を変えれば保険会社は保険金を支払わない方が儲かります。
全ての保険会社や担当者が保険金の支払いを減らそうとする人ばかりではありませんが、やはりそういう会社や担当者がいるということは確かです。
保険金を強引に減らそうとする保険会社や鑑定会社に被害状況を説明した際、相手が補償対象外である経年劣化の可能性が高いというふうに話を持っていかれることがあります。
相手が不認定の状況に話を持っていこうした時は、負けずに補償対象の損傷である可能性があることを主張し続けましょう!
その際にも必ず虚偽の報告はしてはいけません!
正当に補償対象の可能性があることを理論的に主張すれば認定される可能性は上がります!
給付された保険金の使い道は自由
無事認定され、給付された保険金の使い道は自由です!
気になる劣化を修理してもよし、キッチンやお風呂のリフォームをしてもよし、次予定のリフォームまで貯蓄しておいてもよしです!
しかし、注意しなければいけないのが、保険申請をした箇所を直さずに保険金をどう使うかは自由ですが、申請した箇所を直していない状態で、同じ箇所に新たに自然災害などの被害を受けても、補償されない可能性があります。
不安であれば申請サポート業者に相談するといいかもしれませんね^^♪
まとめ
・修理したい箇所が補償の対象でなかった場合は他の補償対象で給付される保険金を使う
・補償対象の損傷が一つもなければ保険で直すことはできない
・申請用の資料は損害の原因について理論的な説明ができれば給付率が上がる
・保険会社または鑑定会社の立ち合い調査時の説明は間違った解釈をされないように的確かつ慎重に
・給付された保険金の使い道は自由
今回は火災保険で家を修理するための方法をお話ししました。
修理したい箇所が保険の対象外でも保険を使って修理する方法はありますが、デメリットもあります。
そんなデメリットもや不安を解消できるよう、弊社では損傷や建物全体の状況に応じて給付後のアドバイスなどのアフターサービスも行っております!
是非お気軽にご相談ください(^^)
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